エネルギーの自給圏づくりにチャレンジ 生活クラブ風車建設

エネルギーの自給圏づくりにチャレンジ 生活クラブ風車建設

生活クラブは生産者と共に、共同購入を通じて国内自給率の向上や遺伝子組み換え食品への反対運動、都市近郊の酪農や農業の運動など、自分たちの手で食を自主管理すること=「食」の自治をすすめてきました。
エネルギーの問題も食と同じ、自治の問題です。市民ひとり一人が、知識をもって自ら使うエネルギーを判断し、自ら選択することがますます重要だと考えます。これからのエネルギーを選ぶことは、生き方を選ぶことにつながります。私たちひとりひとりの暮らし方が、未来を変える力を持つこと、そのことを市民の側からすすめていきたいと考えます。
 生活に欠かせないエネルギーを市民の手に取り戻し、市民が主権を持つ社会づくりをめざします。
そのはじめの一歩として、生活クラブは自分たちが使う電気を自分たちでつくり自治する「生活クラブ風車」にチャレンジします。

生活クラブ風車建設まで

 

1.2011年6月の総代会
生活クラブ風車の建設ならび生活クラブ事業所へのグリーン電力供給計画について決定しました。(首都圏の他の単協も同じ決定をしました)
 
2.総代会の決定を受けて、以下を虹の街理事会で決定して準備をすすめてきました。
①6月度理事会 「一般社団法人グリーンファンド秋田への出資と建設委員会への参加」
②7月度理事会 「生活クラブ風車第2次事業計画ならび各契約の準備」「生活クラブ風車建設・グリーン電力についての学習ならびカンパ活動の進め方」
③8月度理事会 「生活クラブ風車現地視察と現地シンポジウムへの参加」
④9月度理事会 「生活クラブ風車EPC契約先の決定報告」※
⑤11月度理事会 「生活クラブ風車からのグリーン電力供給開始とサミットエナジーとの契約」
※EPC契約・・設計、資材調達、建設の3つを一括して委託する契約
 
3.生活クラブ風車の学習会におおぜいの組合員が参加しました。
虹の街では2011年の初めから、首都圏を含む各地で風車建設や再生可能エネルギーについての学習会がに開催されました。
 
4.現地視察を行いました。
9月に事務局による視察・点検、10月に組合員代表による視察・点検と「にかほ市」との意見交換、地元の人を対象としたシンポジウムに組合員代表が参加しました。
 
5.建設工事がスタートし、2月からの風車の稼動をすすめています。
秋田県にかほ市の建設予定地では、昨秋より生活クラブ風車建設工事が進められています。2月末予定の試験運転終了後、3/1からいよいよ生活クラブ風車が稼働し、首都圏生活クラブの41事業所(千葉7事業所)へのグリーン電力供給が開始される予定です。
 
6.生活クラブ風車の製造現場の視察を行いました。
生活クラブ風車の製造先である富士重工業㈱宇都宮本社工場を組合員代表が視察し、実際に私たちの風車を製造している現場を視察・点検してきました。
 
7.生活クラブ風車の愛称とグリーン電力証書のデザイン募集をすすめました。
生活クラブ風車の愛称を秋田県にかほ市の小学校全校生徒から募集し、たくさんの応募があり、3月に決定します。グリーン電力証書のデザイン募集は組合員に呼びかけ、2月に決定します。
 
 

生活クラブ各事業所へのグリーン電力供給

2012年4月から、生活クラブ風車で発電した電気の生活クラブ事業へのグリーン電力供給を開始します。グリーン電力供給の対象となる事業所は、電気事業法にもとづき電気の小売りが自由化されている契約種別(特別高圧・高圧)の対象事業所すべてとし、契約を東京電力㈱からサミットエナジー㈱に切替えます。生活クラブ虹の街は7事業所が切替え対象、首都圏4単協合計で41事業所を切替えます。
 

生活クラブ風車の愛称を、にかほ市の小学生から募集

秋田県にかほ市全小学校で募集が行われ12/26現在29件の応募が寄せられています。(2月最終には270件以上の応募がありました。)今後、にかほ市教育委員会で第1次選考が行われ、生活クラブ各単協で2次選考、3月に最終選考が行われ愛称が決定します。愛称は生活クラブ風車本体に記載し、地元の方々から親しまれる風車としていきます。
また、生活クラブ風車のグリーン電力証書のデザインを、首都圏4単協の組合員から募集しました。12/26現在、45件の応募があり、1月の首都圏4単協生活クラブ風車建設委員会で1件を選考しました。現在選ばれたロゴのデザイン化をおこなっています。
 

サミットエナジー㈱との契約を11月理事会で決定しました

1999年5月に成立した改正電気事業法で新たに規定され、2004年から500kW以上(05年から50kW以上)の高圧需要家を市場とする、東京電力など一般電気事業者以外の電力供給事業者を特定規模電気事業者(PPS)といいます。2011年12月現在、全国に48社のPPSが存在します。
サミットエナジー㈱は、PPSの中では電力自由化後の事業開始が比較的早く、風力発電所、火力発電所、木質バイオマス発電所等を自己保有し、官公庁や電鉄会社、百貨店、学校など2,100か所への電力供給実績があります。今回の生活クラブ風車による発電とグリーン電力供給事業スキームの具体化をすすめるために、サミットエナジー㈱と協議を重ねています。
 

生活クラブ風車建設カンパを行いました

 

風がふきエネルギーが生まれるグリーン電力証書デザイン決定

配送センターやデポーに掲示されるグリーン電力証書のデザイン。
これも、組合員から募集しました。
45件の応募があり、風車建設委員会で最優秀賞・優秀賞を決定しました。

 

建設地のにかほ市との交流イベント開催

自然エネルギーの産地・にかほ市の方々と消費地の組合員が出会うイベントが2012年6月30日(土)生活クラブ神奈川・オルタナティブ生活館で開催されました。
 
 

にかほ市長メッセージ

 

グリーン電力を選択して購入できる社会をめざして

 
2013年3月、生活クラブ風車「夢風」は稼動開始より1年を迎えました。2012年度1年間の発電量は約462万kWh(一般標準世帯の約1300世帯分)、ほぼ当初計画通りの発電実績でした。2012年9月には3月~6月末の生活クラブ風車の発電による環境価値をグリーン電力証書として発行し、グリーン電力を供給している事業所、施設に掲示し、組合員へお知らせしました。
 
首都圏4単協(東京、神奈川、埼玉、千葉)では、脱原発・自然エネルギーを中心としたエネルギー自給圏づくりに向けて、運動と事業の中期的な構想をまとめました。その構想の中で、組合員や市民がグリーン電力を選択できるしくみづくりを段階的にすすめることを検討しています。第1ステップとして既存PPS(特定規模電気事業者)と連携した電力の小売り事業とエネルギー関係の事業を行う、生活クラブエナジー(仮)設立の構想を具体化します。まず、生活クラブ事業所への電力供給からすすめ、組合員宅へのグリーン電力の供給をめざしていきます。
 
2012年7月より再生可能エネルギー固定価格取引制度(以下、FIT)が開始され、生活クラブ風車も2013年3月よりFITに移行しました。この制度を利用して生み出される資源を、今後も再生可能エネルギー推進活動へ活用していきます。

生活クラブ風車夢風News

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