虹の街ニュース

社会的養護のこどものくらしと自立を考えるシンポジウム2018

 

社会的養護下に暮らす子たちの自立への支援は、その必要性の認識は高まりつつあり、民間を中心とした支援も少しずつですが整備されようとしています。しかしほとんど後ろ盾のない子たちの自立には困難がついて回ります。いったんは挫折しても再チャレンジしたい、そんな子たちにも寄り添っていきたいと、2016年度ちばこどもおうえんだんが「こども・若者未来基金」を設立。生活クラブはこの活動に参画しています。

多くの方に、社会的養護のこどもを取り巻く環境や自立の困難さ、そして「こども・若者未来基金」について知ってもらうためにシンポジウムが開催されました。

9月30日(日)幕張メッセ国際会議場には、台風24号のつかの間の静けさを縫って、92人(生活クラブからは24人)が参加しました。

「すべての子どものために」と題した、村木厚子さん(津田塾大学客員教授、元厚生労働事務次官)の講演会は、「今の活動の原点となったのは、事件(後に無罪)で4ヵ月半の拘留中に見たテレビで一番心を痛めたのは、子どもの虐待と貧困の問題でした」という言葉から始まりました。

負のスパイラルの原因となる、結婚や出産を取り巻く少子化の状況、相対的貧困率の推移、母子家庭の所得状況の悪化など、データを交えた説明。

「高齢化がすすんでいるので、子どもへの政策がとれていない少子化への悪循環は、少し無理でも若者・子どもへ方向を変えるべき。社会的養護が必要な児童は、昔は親のいない子でしたが、今は虐待が圧倒的に多く、その子たちが自立を促されるのが18歳です」。

社会的養護の手からもれる子どもやその子たちに必要なもの、G20の雇用労働大臣会合のテーマと結論などにも話は及びました。

「とは言え今、子どもたちを救うには、この社会全体が、子育てしにくく、困っている子どもたちがいることを認めて支援すればずいぶん住み良くなります。ずっと関わっていきたい。変化が見えるようなところまで持っていけたら幸せだと思う」と、締めくくりました。

こども・若者未来基金について、運営委員会より基金制度の説明と2017年度報告がありました。基金への寄付は、県内の3生協(生活クラブ・パルシステム・なのはな生協)と一般で8,455,000円、2016年度繰越1,038,000を加え、9,493,000円。その中から10人の子どもたちをおうえん(5,118,440円)することができました。

2018年度も社会的養護を必要としている子どもたちの支援に3生協が連携し、基金の募集に取り組みます。目標額は、1,000万円。

「おうえん よろしくお願いします」と募金を呼びかけました。

 

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