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自生GMナタネ調査活動報告

2005 年から行っている自生しているGM(遺伝子組み換え)ナタネの調査活動を3月29 日に組合員や農民連の方たち総勢15 人で実施しました。
午前中はみつわ台からボーソー油脂(千葉市稲毛区六方町)までの種子輸送ルート、午後は穀物サイロのある千葉港の近くのルートをセイヨウナタネやセイヨウカラシナなどを探しながら歩き、検体の採取と抜き取りを行いました。その後、簡易検査キットを使って検査(写真)したところ、13 検体がGMナタネの反応が出ました。後日、各ブロックでも調査を実施しましたが、
GMナタネは発見されませんでした。
また、12 年に流通が解禁になったGMパパイヤの市場調査を実施し、検体を調べましたがGMパパイヤは見つかりませんでした。
 
 

「遺伝子組み換え」ってなぁに?

「遺伝子組み換え」は、生物がもともと持っている遺伝子に、異なる種の遺伝子を強制的に組み込む技術のことです。植物・動物の種の壁を越えて、自然界では誕生することのない新しい生物をつくり出す不安定な技術です。
例えば、GMナタネの場合、特定の農薬会社(モンサント社*、バイエルクロップサイエンス社)が、自社の除草剤(ラウンドアップ、バスタ)にだけ、耐性を持つ遺伝子を組み換えたナタネをつくりだし、除草剤を種とセットで販売。GMナタネには除草剤が大量に使われることになります。

 

日本では、GMナタネを栽培していないのに、なぜ千葉県に自生するの?

千葉港から油脂会社に輸送される途中にトラックからこぼれおちた種子がアスファルトの隙間のわずかな土や歩道の街路樹の植え込みで自生したり、さらにはGMナタネ同士や非GMナタネと交雑して繁殖している可能性があります。その証拠に、存在しないはずのラウンドアップとバスタ両方の耐性をもつGMナタネが発見されたり、ブロッコリーの外形にラウンドアップ耐性を持つ株が09 年三重県で発見されたり、汚染の拡大が心配です。

 

市販食品に使われているGM ナタネ

ナタネの国内自給率は、わずか0.04 %。輸入元の80 % はカナダ、20%がオーストラリアです。カナダのGMナタネ作付け率は90%以上のため、多くの市販の食品にGMナタネが使われていることになります。

 

私たちは、どうしたらいいの?

消費者の行動が、未来の日本のありたい姿に繋がります。特定の食品で、原材料重量5%以下のものや、油には表示義務がないなど、市販品の表示にも問題があります。
確かな知識を得るとともに、素性の確かなNON‐GM食品を購入することがNON‐GMの支援とGMの阻止に繋がります。


 

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