5月19日、センターベイ会議室にて平田牧場の門脇公介さんをお招きして豚肉学習会が行われました。62名の参加者があり、皆さん大変真剣に話を聞かれていました。豚はとてもきれい好きで繊細な動物で、清潔な環境でないとストレスがたまるそうです。また発育過程では、お母さん豚からの免疫がきれて病気になりやすい時期があること、離乳の時期、兄弟以外の豚関係などでストレスを感じることも知りました。わんぱくな幼稚園児を持つ母としてとても微笑ましく親近感のわくお話で、喧嘩の仲裁や健康管理に気を付けるなど、愛情たっぷりに育てられている過程に感心しました。また、餌に関しても、安全で美味しいお肉にするため餌の価格が生産にかかる費用の約6割を占めるほどのこだわりをもって育てている真摯な姿勢に感謝の気持ちが生まれました。実際に豚半身肉が登場し、鮮やかな手さばきで解体される様子には参加者からの歓声があがりました。馴染みのあるブロックや切り身肉の横には山盛りの贅沢な端切れ肉がでます。それは全てひき肉になると聞き驚きました。もちろん脂身は丁寧に除かれています。余ったブロック肉は肩を中心に切り落とし肉として、骨はエキスになるそうです。今まで何気なく食べていた平牧三元豚をこれからも今の価格で美味しく食べられるために私たちができること、それはこれからも食べ続けていくことなのだと思いました。　運営委員：下江