「これからは、毎日、感謝しながら醤油を使います。」by参加者

9月30日、センター松戸に18人が集まって開催されたのは、
タイヘイ(株)生産者交流会。
タイヘイ(株)は定番消費材「丸大豆醤油」をはじめ、
様々な醤油やドレッシングを作っている生産者です。
そして、生活クラブ虹の街40周年の今年、注目は「てづくり醬油キット」。
このキットの試作で昨年11月から仕込んでいたもろみの初しぼりを、
タイヘイ(株)の伊橋さんが実演してくださりました！

さらしや手ぬぐいにもろみを入れ、ゆっくりと濾していきます。
醤油が濁ってしまうので、手でギュッと絞るのはＮＧだそう。

醤油を濾している間に、タイヘイ(株)の坂本さんが
醤油作りや食品表示、遺伝子組み換え作物などの話をしてくださりました。

千葉県匝瑳市にあるタイヘイ(株)は創業130年の歴史ある会社で、
高さ3ｍもの木桶（大桶）を117本も所有しているのは全国でトップクラス。
ステンレスやコンクリートでできたタンクで作られる醤油が多くを占める現在、
木桶でつくられた醤油は貴重です。
古いものだと安政時代（江戸末期）に作られていたという木桶だけでなく、
木桶が入っている蔵自体も長い年月をかけて熟成され、
空間全体で醤油の味わいを深めているのだそう。
醤油の発酵・熟成期間は約1年と、それだけでも長いと思っていましたが、
実はもっと長い年月が生み出した味だったのだと驚きました。

お話の後のランチタイムでも、驚きは続きます！
塩分控えめ=旨味も薄いと疑っていた「丸大豆減塩しょうゆ」の味わい深さ。
ドレッシングはどれも美味しく、サラダ以外の料理の調味料としても活躍。
「万能つゆ」はまさに万能、これ１本で間違いのない味になります。

そして、伊橋さんが実演したしぼりたて生醤油の香りの豊かさ。
私の家にある手作り醤油（試作中）もこうなるのかなと、ちょっと感動。
使う分ずつ濾すことで、いつでも新鮮な醤油を味わうことができますよ。

「てづくり醤油キット」が欲しいという参加者が続出で、嬉しい反面
虹フェス当日は、私も最初に買わなければと危機感を覚えたのでした(^^;
なぜなら、このキットは虹フェス当日のみ、数量限定の販売ですから・・・

（はる）

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