6/22(金)くらしの見直し講演会報告
津田沼のモリシアホールにて、コープ共済連後援のくらしの見直し講演会「人間の幸せ装置・地域コミュニティづくり」が開催され、53名の参加がありました。講師は生涯学習・社会教育が専門の長谷川幸介氏をお迎えし、「人は独りでは生きられない」という言葉から始まり、コミュニティの原点についてお話をされました。
動物としての人間の成り立ちのテーマから、人は二足歩行と大きな頭脳を獲得した結果、未熟なまま誕生して、生命の危機を回避するために父母で、家族で、地域で子育てする「社会=幸せ装置」を作り出している。また、その社会=幸せ装置は、その時々の社会状況によって多様に変化し、様々なセーフティネット=網を作っている。
後半ゲストスピーカーの奥様で絵本喫茶「なんだかうれしい。」店主・長谷川鈴子さんから絵本『からすたろう』と『かべのむこうになにがある』の読み聞かせをしていただきました。多様な人の存在や価値に気づくことであったり、内側から見て壁があると諦めてしまう人たちに、外側から見ると壁などないと知らせることは地縁からは少し外れたところにいる友縁の人たちの役割ですとのお話がありました。
長谷川先生は、友縁は、生協である。それと共に、生協の活動が地域コミュニティづくりのきっかけになるとのお話しをされていました。組合員活動を通して、地域コミュニティの形成に関わっていくことが大切であると再認識する機会となりました。時折、長谷川先生のユニークなお話もあり、会場全体が参加者の笑い声に包まれ、楽しい講演会となりました。
来年1月17日には「子どもの生きる力と地域の力」をテーマに引き続き長谷川幸介氏の講演会が企画されています。是非ご参加ください。