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10/12 【放射能汚染!過去未来 今こそ知ってほしい私たちに必要なこと】No.1

10/12「放射能汚染!過去未来 今こそ知ってほしい私たちに必要なこと」
講演会を開催しました。 
講師は生活クラブの放射能対策に一貫して従事している、
博士(工学)であり、環境科学と安全工学が専門の槌田博さんです。
センター松戸で開催し27名が参加しました。
7年前の福島第一原発事故の影響で
ホットスポットになってしまった松戸ブロックなので、
色々な疑問を解決し風化させてはいけない想いがあり
環境フォーラムで計画し学習の場を企画しました。
 
まずは
・松戸ブロックエリアの現状は避難をする状況ではない線量に下がっていること
・消費材で万が一自主基準を超えてしまったものが出てしまったら、
 生活クラブ職員が全力でストップし絶対に組合員のもとには届けないシステムがある
・国の食品中放射能基準値は世界的な規制基準年間1mSvを超えないように
 内部被ばくだけをもとに設定されているが、外部被ばくの影響を考慮していない。
 生活クラブは両方の被ばくの影響もあわせて考えて自主基準値を設定していること
 安心して消費材の利用ができることを実感しました。
 
過去に原水爆実験やチェルノブイリ原発事故があり
日本も3.11より前から放射能汚染していることは、
幼少期だった参加者には教科書で学んでいることを復習できました。
そして槌田さん福島第一原発事故後の見学に行った説明で事故の悲惨な状況、
そして事故がなくても全国の原発から放射性物質が日常的に放出されている問題、
日本政府の国民を守る誠意を感じられない汚染土の再利用計画や、
年間20mSv以下で避難指示を解除し子どもを含めた住民を
帰還させている問題には怒りが込み上げました。
 
20mSvがどのくらいの線量なのか調べてみました。
原発労働者の白血病の労災認定基準は年間5mSv。
この数値を超えると白血病になる危険性が高まる。
放射線管理区域も同基準、仕事の都合で入らなければいけないような場所。
水を飲んではいけない、食べてもいけない。そこで寝てもいけない。
子どもを連れ込んではいけない場所。
年間20m㏜ということは、年間約5mSv(0.5μSv/h)の4倍も高いということで
その地域に帰還を許可する政府・・・
福島の一か所の事故だけでこの悲惨さ。
でも国内には廃炉や建築準備中のものを含めて
71基の原子力発電所が存在しています。
地震大国、いつ事故が起きてもおかしくないです。
 
ウクライナではチェルノブイリ原発事故から5年後に、
「チェルノブイリ法」を制定して、
年間被ばく線量が5mSv以上の地域は「強制移住区域」とされ、
住民に移住の権利が与えられ移住先での雇用と住居を提供、
引越し費用や移住によって失う財産の補償も行いました。
移住しなかった住民にも非汚染食料の配給、無料検診、薬の無料化、
一定期間の非汚染地への「保養」…などを定めて、
住民の健康と生活を守ろうとしてきました。
そして今も厳しい経済状況の中で補償を続けています。
一方、日本、20mSv以下は安全だとして住民を汚染地に戻している・・・

No.2へつづく・・・ 


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