生活相談・家計再生支援貸付事業 開始3周年 組合員報告会を実施しました
生活クラブ虹の街は2014年12月に臨時総代会を開催し、生活相談・家計再生支援貸付事業に取り組むことを決定しました。
2015年4月より千葉市中央区に「くらしと家計の相談室」を開設して3年が経過したことから、改めて組合員にこの事業について報告する機会を持つこととしました。
12月12日、千葉市の美浜文化ホール音楽ホールには組合員と社会福祉協議会や行政関係者など50名以上が参加しました。
最初に、日本福祉大学社会福祉学部の角崎洋平氏に講演をいただきました。
金融と福祉の関係は深く、金融サービスを利用できないことは当たり前の生活を困難にすると、調査結果を交えて報告されました。そして、生協は消費者にとって身近で信頼のおける存在であり、「お互い様の精神」により借手の福祉を損なわないことが、生協が行う生活相談・貸付事業の大きな特徴であると述べられました。
続いて「くらしと家計の相談室」の庄相談員より、多重債務問題に対する生活協同組合の取り組み、生活困窮者自立支援制度の概要など、「くらしと家計の相談室」開設に至る経緯を報告、榊原相談員からは相談事例とともに、そこから見える社会問題について報告されました。くらしと家計の相談室が公的機関、連携するNPO、中核地域生活支援センター、社会福祉協議会、法律専門家と連携し、相談者の家計再生に取り組んでいることが良く分かりました。
2019年2月7日(木)には、松戸商工会議所5階大会議室で同じ内容で報告会を開催します。参加募集のお知らせをお待ちください。