東日本大震災被災者支援活動報告
生活クラブ虹の街の復興支援活動としては、連合会を通じたカンパ・人的支援活動等に取り組むほか、2011年3月に「生活クラブ虹の街」「生活クラブ風の村」「市川ガンバの会」「JFSA」の4団体によって「東日本大震災被災者支援ネットワークちば」(震災支援ネット)を立ち上げ、支援物資の収集と現地への輸送、カンパ、人的支援などの活動に取り組んで来ました。
この間の、震災支援ネット並びに生活クラブ虹の街の復興支援活動について、組合員のみなさまにご報告いたします。
*市川ガンバの会…ホームレス支援団体 *JFSA…パキスタンの子どもたちを支援している団体
2012年8月、生活クラブふくしまの組合員の子どもたちが少しでも放射能の被曝を避けられるよう、夏休みを利用し、子どもたちの一時預かりを実施しました。生活クラブふくしまからの参加人数は、大人11人子ども15人で、合計26人でした。千葉で遊んでもらいリフレッシュしてもらった3日間でした。
ひまわりプロジェクトはNPO法人シャロームが取り組みを開始し今年度で3年目を迎えます。
ひまわりの栽培に協力していただける方を募り、ひまわり油を取る特定の種を送り、自宅の庭などで栽培し種を採取して送り返していただきます。
これから油を取り、ひまわり油やドレッシングに加工して製品化します。これらは広く授産製品として、障がい者支援に役立てていきます。
生活クラブ虹の街では、この趣旨に賛同しプロジェクトへの協力に参加しました。
5月から千葉県全体で、約3,000粒の種を撒きました。各地域のひまわりの生育状況をご紹介いたします。
2012年10月、虹の街本部にて生活クラブふくしまの放射能対策チームによる報告会を開催し、44人の参加がありました。放射線量が高い公園が多いため、子どもたちを安心して遊ばせられないという現地のようすや、エコー画像などの詳しい検査結果は情報開示請求をしなければ得られないなどの話しがありました。
農業復興事業のひとつとして、農事組合法人マイファーム亘理協同組合の加工用トマト栽培を支援しています。2012年5月、亘理町の吉田浜周辺の畑(約6ha)に加工用トマト苗を定植し、このトマトが8月中旬から9月中旬の収穫期に、組合員ら14人がボランティアでの支援活動を行いました。
2013年7月までに16回にわたり、延べ75人が被災地での支援活動を行ってきました。今後も継続的な支援に取り組んでいきます。
東日本大震災は本当に起ってしまった事だと頭では理解しながら、目に入ってくる津波の映像はあまりに非現実的で、どこか信じられない様なところがありました。しかし、現地で見たつぶされた家々や瓦礫だけの広大な空き地からは、震災が現実に起きた事だと認識するのに十分すぎる衝撃を受けました。
今回、復興支援という形で現地に立つことができ、非常に良い経験をさせてもらいました。現地には、現地でしか知り得ない事がたくさんありましたし、自分がその地に立つことで初めてこみ上げてきた感情もありました。
5日間はあっという間でした。学校の体育館に物資を運んだり、東松島市の「復興祭」というイベントに参加したり、仮設住宅に毛布を届けたりと、やる事は本当に盛りだくさん!しかし、それだけの活動に見合う人員が確保されていない現実に直面しました。(中略)
家を流された人、家族を失った人、親戚に毛布を送りたい、などなど、様々な人が来場していて、物資を渡しながらいろいろと話をすることができました。そこで感じたのは、誰もがみんな前を向いているということ。少しでも元気を分けられればと思っていましたが、目の前の笑顔に、逆に元気を分けてもらっている自分がいました。(中略)
完全に復興するまでにはまだまだ時間がかかりますが、今回の旅では、前を向いていかなければ!という雰囲気を肌で感じることができました。機会があれば、また訪れてみたいと思いました。
センター職員 ボランティアレポートから
この間の、震災支援ネット並びに生活クラブ虹の街の復興支援活動について、組合員のみなさまにご報告いたします。
*市川ガンバの会…ホームレス支援団体 *JFSA…パキスタンの子どもたちを支援している団体
リフレッシュツアーinちばの実施
2012年8月、生活クラブふくしまの組合員の子どもたちが少しでも放射能の被曝を避けられるよう、夏休みを利用し、子どもたちの一時預かりを実施しました。生活クラブふくしまからの参加人数は、大人11人子ども15人で、合計26人でした。千葉で遊んでもらいリフレッシュしてもらった3日間でした。
参加人数 | 内容 | ||
1 | 2012年8月 | 26人 | リラックス&リフレッシュツアーinちば2012 |
2 | 2013年8月 | 14人 | リラックス&リフレッシュツアーinちば2013 |
3 | 2014年8月 | 18人 | リラックス&リフレッシュツアーinちば2014 |
4 | 2015年8月 | 11人 | リラックス&リフレッシュツアーinちば2015 |
ふくしまとみんなをつなぐひまわりプロジェクト
ひまわりプロジェクトはNPO法人シャロームが取り組みを開始し今年度で3年目を迎えます。
ひまわりの栽培に協力していただける方を募り、ひまわり油を取る特定の種を送り、自宅の庭などで栽培し種を採取して送り返していただきます。
これから油を取り、ひまわり油やドレッシングに加工して製品化します。これらは広く授産製品として、障がい者支援に役立てていきます。
生活クラブ虹の街では、この趣旨に賛同しプロジェクトへの協力に参加しました。
5月から千葉県全体で、約3,000粒の種を撒きました。各地域のひまわりの生育状況をご紹介いたします。
内容 | ||
1 | 2014年7月 | ふくしまとみんなをつなぐひまわりプロジェクト |
放射能学習会開催 福島の放射能汚染について学習しました
2012年10月、虹の街本部にて生活クラブふくしまの放射能対策チームによる報告会を開催し、44人の参加がありました。放射線量が高い公園が多いため、子どもたちを安心して遊ばせられないという現地のようすや、エコー画像などの詳しい検査結果は情報開示請求をしなければ得られないなどの話しがありました。
参加人数 | 主な任務 | ||
1 | 2013年9月26日 | 30人 | 甲状腺検査活動中間報告会 |
被災地支援活動
加工用トマト収穫ボランティア
農業復興事業のひとつとして、農事組合法人マイファーム亘理協同組合の加工用トマト栽培を支援しています。2012年5月、亘理町の吉田浜周辺の畑(約6ha)に加工用トマト苗を定植し、このトマトが8月中旬から9月中旬の収穫期に、組合員ら14人がボランティアでの支援活動を行いました。
参加人数 | 主な任務 | ||
1 | 2011年11月 | 4人 | 支援物資輸送(南三陸町・女川町)、復興祭(石巻市)での物資配布会 |
2 | 2011年12月 | 3人 | 支援物資の仕分け・梱包・配達、布団の仕分け・輸送 |
3 | 2011年12月 | 4人 | 支援物資輸送(南三陸町・女川町)、布団の配達、支援物資の仕分け |
4 | 2012年1月 | 4人 | 支援物資輸送(南三陸町・女川町)、布団の配達、支援物資の仕分け |
5 | 2012年1月 | 5人 | (株)高橋徳治商店訪問、女川町配布会、石巻市や女川町物資提供 |
6 | 2012年2月 | 2人 | 支援物資の仕分け、女川町仮設住宅配布会、事務所倉庫整理 |
7 | 2012年3月 | 5人 | 亘理町瓦礫拾い、蛤浜牡蠣養殖準備 |
8 | 2012年4月 | 7人 | (株)高橋徳治商店片付け手伝い・機械の掃除 |
9 | 2012年6月 | 4人 | 亘理町瓦礫整理、倉庫整理、雄勝町ワカメ加工作業 |
10 | 2012年7月 | 5人 | 勝町ワカメや昆布の袋詰め・箱詰め作業、女川港土嚢積み込み雄 |
11 | 2012年9月 | 14人 | 亘理町加工用トマトの収穫及び集荷場所への搬送などの手伝い |
12 | 2012年10月 | 3人 | 支援物資輸送、配布会、青空市、支援物資仕分け |
13 | 2012年11月 | 4人 | 「わたりのいちごストラップ」説明書作成、支援衣服の仕分け作業 |
14 | 2013年5月 | 5人 | 亘理地域加工用トマト定植作業、亘理町瓦礫撤去作業 |
15 | 2013年6月 | 3人 | 丸子農場イチゴ苗付、亘理地域加工用トマト定植作業 |
16 | 2013年7月 | 3人 | 亘理地域農業支援 |
17 | 2013年8月 | 6人 | 亘理地域加工用トマト収穫後農作業、イチゴ定植作業 |
18 | 2013年9月 | 7人 | 亘理地域加工用トマト収穫後農作業、イチゴ定植作業 |
19 | 2013年11月 | 4人 | 亘理地域加工用トマト収穫後の畑作業、共生地域創造財団の事務所での冬物衣類仕分け作業 |
20 | 2014年8月 | 3人 | 亘理町トマト収穫(東日本大震災復興支援ボランティアレポート6)NEW! |
2013年7月までに16回にわたり、延べ75人が被災地での支援活動を行ってきました。今後も継続的な支援に取り組んでいきます。
東日本大震災は本当に起ってしまった事だと頭では理解しながら、目に入ってくる津波の映像はあまりに非現実的で、どこか信じられない様なところがありました。しかし、現地で見たつぶされた家々や瓦礫だけの広大な空き地からは、震災が現実に起きた事だと認識するのに十分すぎる衝撃を受けました。
今回、復興支援という形で現地に立つことができ、非常に良い経験をさせてもらいました。現地には、現地でしか知り得ない事がたくさんありましたし、自分がその地に立つことで初めてこみ上げてきた感情もありました。
5日間はあっという間でした。学校の体育館に物資を運んだり、東松島市の「復興祭」というイベントに参加したり、仮設住宅に毛布を届けたりと、やる事は本当に盛りだくさん!しかし、それだけの活動に見合う人員が確保されていない現実に直面しました。(中略)
家を流された人、家族を失った人、親戚に毛布を送りたい、などなど、様々な人が来場していて、物資を渡しながらいろいろと話をすることができました。そこで感じたのは、誰もがみんな前を向いているということ。少しでも元気を分けられればと思っていましたが、目の前の笑顔に、逆に元気を分けてもらっている自分がいました。(中略)
完全に復興するまでにはまだまだ時間がかかりますが、今回の旅では、前を向いていかなければ!という雰囲気を肌で感じることができました。機会があれば、また訪れてみたいと思いました。
センター職員 ボランティアレポートから
カンパ活動報告 実績と使途報告
生活クラブ虹の街では、生活クラブ連合会の呼びかけるカンパ活動とともに、「東日本大震災被災者支援ネットワークちば」のカンパ活動にも取り組み、被災地のニーズに合った救援物資の購入や、現地への人材派遣、現地からはリフレッシュツアーの受け入れや、甲状腺検診への協力など、現地との伴走型支援活動に取り組んでいます。長い道のりを一緒に進んでいきましょう。生活クラブをはじめませんか?
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